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ジムに毎日通ってもよい?毎日通うメリット・デメリットも解説

ジムに毎日通ってもよい?毎日通うメリット・デメリットも解説

健康やボディメイクのため、たまによりも毎日ジムに通う方が効果的だと考える人もいます。毎日ジムに通うことにはメリットがある一方で、いくつか注意するべきポイントもあります。メリット・デメリットを十分に比較して、毎日ジムに通うべきかどうかを検討してください。

この記事では、毎日ジムに通うメリット・デメリットや、毎日ジムに通う場合のトレーニング・メニューについて紹介します。これからジム通いを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

毎日ジムに通ってもよいのか?

ジムに毎日通うこと自体に問題はないものの、トレーニング・メニューを工夫する必要があります。同一部位の筋トレに連日で取り組むことは、特定の筋肉に過剰な負荷をかける行為で、避ける必要があるためです。毎日通う場合は曜日ごとに異なる筋肉を鍛える・筋トレとストレッチを隔日で行うなどの工夫を盛り込み、トレーニング・メニューを検討しましょう。

ただし、ジムに通う際の適正頻度は、運動経験や目的によっても異なります。初心者がジムに通う場合や効率的に筋トレしたい場合の頻度の目安は、以下の通りです。

初心者の場合:週1回

トレーニングの初心者は週1回を目安として、自分に負担のかかりにくい頻度でジムに通いましょう。初心者がジムに通う場合には、施設の雰囲気に慣れることや運動習慣を身に付けることが優先事項にあたります。運動習慣が身に付くまでは無理せず、自分のペースを守ってください。

トレーニングの初心者が運動に慣れた人のペースに合わせてジムに通うと、精神的な辛さを感じて挫折するリスクがあります。ジムに入会した当初に毎日通う目標を設定したことが自分にとってのプレッシャーになり、モチベーションが低下するケースもあるため、注意しましょう。

筋トレ目的の場合:週2~3回

トレーニングの経験者や運動習慣のある人が筋トレ目的でジムに通う場合には、週2〜3回の頻度が目安です。曜日を決めて通う場合には「月曜・水曜・金曜」や「火曜・金曜・日曜」などのように、最低1日は空けることを意識しましょう。

週2〜3回のペースで通う場合も曜日によって、鍛える部位を変えることがおすすめです。筋トレで特定部位を刺激すると、一時的に筋肉が破壊されます。破壊された筋肉が回復するまでには24〜72時間程度かかるため、一旦刺激した筋肉に対する刺激を避け、他の部位を鍛えましょう。

厚生労働省も、筋肉に負荷をかける運動は週2〜3回の頻度で行うことを推奨しています。筋トレを継続するためにも、自分にとって無理のないペースで通うことは重要です。

出典:厚生労働e-ヘルスネット「レジスタンス運動(れじすたんすうんどう)」

毎日ジムに通う7つのメリット

毎日ジムで運動することには、運動を習慣化できる・コストパフォーマンス良くトレーニングできる・効率的な減量を図れるなどのように、さまざまなメリットが期待されます。ジムに毎日通うメリットを以下で正しく理解し、自分に合うジムの通い方であるかを考えましょう。

運動を習慣化できる

毎日のジム通いを一定期間継続すると、運動の習慣化を図れます。習慣化とは、同一の状況下で取る行動が定着して自分にとって当然のものになることです。運動を習慣化すると「身体を動かさない日は落ち着かない」と感じることも多く、継続する際のストレスを軽減できます。

運動を習慣化するために必要な期間は人によって異なるものの、最短で3週間が目安です。すぐに習慣化できなくても諦めず、1回あたりのトレーニングは短時間でも毎日通い、運動を継続しましょう。

日々の運動にはセロトニンやドーパミンといった脳内伝達物質の分泌を促進し、メンタル面の安定をサポートできるメリットもあります。毎日の運動が良いストレス解消手段として機能するとイライラする頻度が減少し、より快適な毎日を送れるでしょう。

1日のトレーニング時間を短くできる

毎日ジムに通う場合は日によって鍛える部位を変えることが望ましいことから、1日あたりのトレーニング時間を短くできます。たとえば、週1回のペースで通う場合の全身筋トレメニューを7日に分割して取り組めば、1日あたりのトレーニング時間を短くできます。

筋トレのみを行う場合のトレーニング時間は、1日あたり30〜60分が目安とされます。パーソナルトレーニングでは、1日あたり50分程度の指導を受けることが一般的です。

1日あたり60分以内のトレーニングであれば、仕事や家庭の用事で忙しい人も比較的無理なく予定を組めるでしょう。短時間のトレーニングには多くのメニューをこなす場合と比較し、身体の負担を軽減できるメリットもあります。

お得にジムを利用できる

月額制のジムへ入会する場合は、毎日通うと1日あたりの利用コストが安くなります。たとえば、月額9,000円のジムに月10回通う場合、1日あたりの利用コストは900円です。月額9,000円のジムに月30回通えば1日あたりの利用コストは300円に下がるため、コストパフォーマンスが向上します。

ジムによっては温泉やジェットバスなど、トレーニング後の疲労回復を助ける設備の利用も可能です。マシンが充実しているジムに入会すれば、自宅では実践しにくい本格的な筋トレに取り組めます。

トレーニングの効果が出やすい

トレーニングの初心者がジムに毎日通うと、正しいフォームを早期に習得することで身体の変化を実感しやすくなるでしょう。筋トレの効果の出方は、フォームの影響を大きく受けます。効率的に筋トレしたい場合は毎日ジムに通ってパーソナルトレーナーやスタッフのアドバイスを受け、正しいフォームの早期習得を目指しましょう。

誤ったフォームで筋トレすることには、以下のようなリスクも伴います。

  • 体型のバランスが乱れる
  • 筋肉に痛みや違和感が生じる

誤ったフォームで筋トレすると意図しない部位へ負荷をかけ、体型のバランスが乱れてしまうケースもあります。負荷をかけた部分に痛みや違和感が生じる可能性もあるため、正しいフォームを習得しましょう。

毎日の消費カロリー量が大きくなる

毎日ジムへ通えば1日あたりの消費カロリーが大きくなり、効率的なダイエットやスタイル維持を図れます。1日あたりの消費カロリーが摂取量よりも多い場合には蓄積した脂肪が燃焼されて、体型を絞れるためです。

ただし、ジムに通っていることを理由に間食が増えると摂取カロリーも大きくなって、良い効果を狙えません。運動したことを理由に、炭水化物や脂質が多い食べ物を摂取した場合も同様です。

ボディメイクを成功させるためには食事の内容にも気を配り、生活習慣全般を見直すことがおすすめです。

規則正しい生活を送れる

毎日同じ時間帯にジム通いすると意識せずとも生活リズムが安定し、規則正しい生活を送れます。生活リズムの乱れは、心身の不調につながる原因の1つです。毎日のジム通いで生活リズムを安定させ、心と身体が健康になれば、さまざまな物事に前向きな姿勢で取り組めます。仕事や勉強に取り組む際の集中力も向上し、より大きな成果を狙えるでしょう。

毎日ジムへ通えば適度な疲労感から就寝時間が早まり、夜型生活からの改善を図ることも可能です。夜型生活から朝型生活に切り替えると朝から元気に活動できて、快適に1日をスタートできます。

ジム・トレーニング仲間を作れる

毎日ジムで会う人と挨拶したり会話したりしていると顔見知りになり、トレーニング仲間を作れます。トレーニング仲間がいると運動が辛い時に励まし合うことができ、より楽しく毎日ジムへ通えるでしょう。

ジムで筋トレする場合には、その場にいるトレーニング仲間にフォームの確認を依頼できます。トレーニングの合間に減量や増量のテクニックを教えてもらえれば、効率的なボディメイクを図れます。

積極的にトレーニング仲間を作りたい場合は、グループレッスンに参加する方法があります。プールやダンススタジオがあるジムに通っている場合は、アクアビクスやエアロビクスのプログラムに参加すると、自然に仲間を作れるでしょう。

毎日ジムに通う4つのデメリット

毎日ジムに通うことにはいくつかのデメリットもあり、すべての人にとっての最適なペースとは言えません。以下では、毎日ジムに通うことの主なデメリットと注意点を紹介します。

疲労が蓄積しやすい

毎日ジムに通うと心身の回復が間に合わず、疲労が蓄積されるケースがあります。以下の症状が気になる場合はオーバートレーニング症候群に陥っている可能性もあることから、ジム通いを一旦中止し、十分な休養を取りましょう。

  • 筋肉痛や疲労が長引く
  • 安静時の心拍数や体温が上昇した
  • 寝つきが悪い
  • イライラする
  • 食欲が低下した

オーバートレーニング症候群を早期発見するためには、日常的に起床時の心拍数や体温を計測する方法があります。起床時の心拍数や体温の上昇に気付いた際には、医療機関で相談することも考えてください。

毎日通うのが面倒臭くなる

体力を消耗している時にはトレーニングへのモチベーションが低下して、「毎日通うことは面倒臭い」と感じる可能性があります。ジムが遠い場合は、ウェアやシューズを用意してバスや電車に乗り、移動する手間も必要です。トレーニングを開始するまでの準備や移動の手間が多いほど、毎日のジム通いを負担に感じやすいでしょう。

トレーニングへのモチベーションが低下している時には、理想のスタイルに変身した自分自身の姿を具体的にイメージしましょう。ジムに通う目的を再確認すれば気持ちを持ち直し、ジム通いの挫折を回避できます。

マンネリ化する

毎日ジムに通うとトレーニングに飽きて、マンネリ化する人もいます。マンネリ化の主な原因は、同じトレーニング・メニューを継続していることです。定期的に鍛える部位を変えたり全身メニューに取り組んだりして新しい挑戦を行うと、マンネリ化を回避できるケースがあります。もしくは、トレーニング中に聞く音楽を変えて、気分転換を図ることもよいでしょう。

毎日ジムで筋トレのみを行っている場合は、軽度の有酸素運動に取り組む日を作ることで、マンネリ化を防止できるケースがあります。筋トレに集中したい場合は、トレーニングの順番を変更したり全身メニューを取り入れたりする方法が選択肢の1つです。

同じトレーニング・メニューに取り組むと、身体が徐々に刺激に慣れて想定通りの成果を得にくくなるデメリットもあります。効率的に運動するためにも定期的にメニューを見直し、楽しくジムに通いましょう。

逆効果になる可能性がある

毎日ジムで筋トレや有酸素運動に励むことが、逆効果になるケースもあります。筋肉を成長させるためには、十分な休息と修復時間が必要です。毎日筋トレする場合は適切なトレーニング・メニューを組まないと、逆効果になりかねません。

空腹の状態で筋トレや有酸素運動することも、効率的な筋力アップを妨げる原因の1つです。空腹状態でトレーニングするとエネルギー不足に陥り、筋肉を分解するケースがあります。空腹状態でのトレーニングは頭痛・めまい・吐き気などにつながるリスクもあるため、軽食を取った上で運動すると安心です。

毎日ジムに通う場合のトレーニング・メニュー

毎日ジムに通う場合のトレーニング・メニューには、ポイントがいくつかあります。「筋トレのみを行う場合」「筋トレと有酸素運動を行う場合」のメニュー例は、以下の通りです。

筋トレのみ行う場合

筋トレのみを行う場合は、大きい筋肉を優先的に鍛えることが基本です。大きい筋肉を鍛える際には小さい筋肉も同時に刺激でき、効率的なトレーニングを行えます。

筋トレのみを行う場合のトレーニング・メニュー例は、以下の通りです。

  部位 トレーニング・メニュー
月曜日 胸、腕 ・ベンチプレス
・インクラインダンベルプレス
・クランチ
火曜日 背中、肩 ・プルアップ
・バーベルロウ
・ダンベルショルダープレス
水曜日 お尻、太もも ・スクワット
・デッドリフト
・レッグプレス
木曜日 胸、腕 ・プッシュアップ
・ダンベルフライ
・レッグレイズ
金曜日 背中、肩 ・ラットプルダウン
・シーテッドロウ
・フロントレイズ
土曜日 お尻、太もも ・ヒップスラスト
・バルガリアンスプリットスクワット
・ハムストリングカール
日曜日 腹筋 ・プランク
・バイシクルクランチ
・リバースクランチ

曜日によって鍛える部位を分けることさえ意識すれば必ずしも、上記ほど詳細なスケジュールを立てる必要はありません。当日の体調に合わせてメニューを調整したい場合には、「上半身」「下半身」などの大きな区分でスケジュールを立てましょう。

筋トレと有酸素運動を行う場合

ジムのマシンを活用すれば、天候に関係なく有酸素運動を行えます。以下は、筋トレと有酸素運動を取り入れた1週間のトレーニング・メニュー例です。

  部位 トレーニング・メニュー
月曜日 背中、腕 ・ベンチプレス
・バーベルロウ
・プルアップ
火曜日 お尻、太もも ・スクワット
・デッドリフト
・レッグプレス
水曜日 有酸素運動 ・40分間のサイクリング
・10分間のHIIT(高強度インターバルトレーニング)
木曜日 胸、腹 ・インクラインダンベルプレス
・バーベルカール
・トライセプスディップ
金曜日 ふくらはぎ ・カーフレイズ
・シーテッドカーフレイズ
・カーフプレス
土曜日 肩、腕 ・ショルダープレス
・バーベルカール
・トライセプスプッシュダウン
・ダンベルラテラルレイズ
日曜日 有酸素運動 ・30分のスイミング
・20分の軽いヨガ

上記のように有酸素運動をバランス良く組み込めば、筋肉への疲労蓄積を回避できます。有酸素運動をする日は筋肉に負担をかけないため、20分程度のウォーキングなど、軽度のトレーニングを行ってください。ランニングマシンを使用する場合はスピードを調整し、筋肉の負担を軽減しましょう。

上記に沿ってトレーニングする場合、木曜日・金曜日・土曜日は連日で筋トレを行います。筋トレが連続する時には有酸素運動しない場合と同様、曜日によって鍛える部位を変えてください。

毎日ジムに通う場合の注意点3つ

毎日のジム通いを継続するためには、通いやすいジムを選択する必要があります。トレーニング効果を高めたい場合は食事内容にも気を配り、ボディメイクに励むことがコツです。以下では、毎日ジムに通う場合の注意点を詳しく紹介します。

通いやすいジムを選ぶ

毎日通うジムは、自分の生活スタイルにマッチする施設を選択しましょう。会社周辺にあるジムは平日利用しやすいものの、休日に通うことが面倒になるリスクもあります。平日・休日を問わずに無理なく通いたい場合は、複数店舗を利用できるジムへの入会も検討しましょう。

ただし、ジムの通いやすさは、スタッフの対応によっても左右されます。スタッフの対応が悪いジムを選択すると、毎日通うことがストレスになるケースも多いためです。

スタッフの対応を事前にチェックするためには、入会前に施設を見学してください。無料体験プランがあるジムでは実際に施設を利用した上で、入会を検討すると安心です。

栄養のある食事を心がける

筋肉を成長させるためには、5大栄養素をバランス良く含む食事を取りましょう。以下は、5大栄養素の主な働きや筋トレとの関係を示したものです。

炭水化物 素早くエネルギーに変換され、筋肉や脳の栄養源になる栄養素
タンパク質 筋肉や骨の主成分になり、身体を構成する栄養素
脂質 長時間運動する際の栄養源として活用される栄養素
ビタミン 身体の調子を整えたり、代謝を促したりする栄養素
ミネラル 骨や歯の材料になったり、筋肉の収縮を調整したりする栄養素

タンパク質は特に筋肉との関係が深く、意識的な摂取が推奨される栄養素にあたります。食事から十分なタンパク質を摂取できない場合はプロテインを飲み、必要量を補充しましょう。

筋トレ効果を最大化する食事方法について知りたい場合は、以下のページも参考にしてください。

疲れている場合は休む

筋肉は休息中に成長するため、疲労を感じた時には無理をせず、トレーニングを休みましょう。強度が高いトレーニングや新しいメニューに挑戦した後には、疲労の回復に普段以上の時間がかかるケースもあります。筋肉痛がひどい場合は筋トレを休み、筋肉の回復を促してください。

疲労を感じている状態でトレーニングした場合はフォームが乱れて、怪我につながるリスクもあります。安全に運動するためにも、適度な休みを取ることは必要です。

まとめ

初心者の場合、週に1〜2回のペースでジムに通うことが一般的です。運動経験がある場合、負荷をかけるためにジム通いのペースをより増やす方もいます。毎日ジムに通うことは、人によってはオーバートレーニング症候群になる恐れがあります。一方で毎日ジムに通うことで、運動を習慣化でき、毎日の消費カロリーを増やすことが可能です。

高い頻度でジムに通う場合は、トレーニング・メニューを工夫するといった対策が必要です。また、疲れている日は無理にジムに通うようなことは避けましょう。自分の体調と相談しながら、ジム通いの頻度を決めてください。

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