ジム初心者がジムに通うのを恥ずかしいと感じる理由と対策方法を解説
ジムは、運動不足を解消したい人や、健康的な体を手に入れたい人など、さまざまな人が集まる場所です。そのため、特にフィットネスジムには多様な人が通っており、初心者であるからといって恥ずかしいと感じる必要はありません。
しかし、「ジムに行きたいけれど、周りの目が気になって踏み出せない」「どのようなトレーニングをすればよいのか分からなくて恥ずかしい」などの思いは、多くの人が初めてジムに通う際に抱きやすい共通の悩みです。
この記事では、ジムに通うのが初めてで、恥ずかしい気持ちを抱えている人に向けて、その原因と具体的な対策方法を詳しく解説します。
目次
Toggleジム初心者がジム通いを恥ずかしいと感じる理由
ジム通い初心者の中には、自分がジムに通っていることを恥ずかしく感じる方もいます。ジムに通うのを不安に感じるのは、未知の環境に対する不安や、周囲との比較、失敗への恐れなど、理由は人によってさまざまです。
以下では、ジム初心者がジム通いを恥ずかしいと感じる主な理由を6つ紹介します。
自分の見た目や体型に自信がない
ジムに通うことに対して、特に初心者の方は「自分の見た目や体型に自信がない」という理由でためらってしまうことがあります。
体型がいい人やトレーニングに慣れている人が多くいる中で、自分と比較されてしまうのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。SNSやフィットネス雑誌などで見かける理想の体型と、自分の体型を比較してしまい、大きなギャップを感じてしまうケースもあります。
マシンの使い方や正しいフォームが分からない
間違ったフォームでトレーニングをしているところを周囲に見られ、馬鹿にされたり、笑われたりするのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。そのような人は、トレーニング経験が豊富な人に、間違っていることを指摘されたり、アドバイスを求められたりするのが恥ずかしいと感じやすい傾向があります。
初心者であることを隠したいという気持ちが強く、周囲に悟られたくないという心理が働き、ジムに行くのが恥ずかしくなります。
ジムのマナーが分からない
ジムは初めての人にとって、ジムは新しい環境であり、何が正しいのかが分かりづらい場所です。ジムのマナーに関する情報が不足している状態では、どうしても不安が募りやすくなります。
無意識のうちにマナー違反をしてしまい、他の利用者に迷惑をかけてしまうのではないかと心配する人も一定数います。また、マナー違反を指摘されたり、白い目で見られたりするのではないかと不安に感じる人もいるでしょう。
1人でジムに通うのが不安に感じる
ジムにはグループで来ている人や、トレーニングに慣れている人が多く、1人だと浮いてしまうのではないか、目立ってしまうのではないかと不安に感じる人もいます。また、トレーニング中に何かあったときに、頼れる人がいなくて助けを求められないのではないか、という不安を持つ人も中にはいるでしょう。
通い始めた当初は、1人でジムに通うのを不安に感じるのは当然の感情であり、恥ずかしさを覚える必要はありません。ジムでトレーニングを続けていくうちに、いずれ慣れて不安を感じにくくなるのが一般的です。
自分の服装が浮いていないか気になる
ジムに通っている人たちは、ある程度トレーニングに慣れている人が多く、かっこいいトレーニングウェアを着ている人が多いように見えます。対して、自分の服装がシンプルすぎる、または反対に派手すぎるのではないかと不安になる人も中にはいるでしょう。服装で失敗してしまい、周囲から笑われたり、不自然に見られたりするのではないかと心配する人もいます。
また、SNSやテレビなどで見かけるような、おしゃれなトレーニングウェアを着ている人と比べてしまい、劣等感を感じてしまう人もいます。
ジムの雰囲気が分からず不安
ジムには、さまざまな年齢層や体格の人が集まります。どのような人がいるのか分からず、馴染めるか不安に感じる人もいるでしょう。
周りの人たちはどのくらいの負荷でトレーニングしているのか、どのような雰囲気でトレーニングをしているのか、といった点も初心者の方は疑問に思いやすい傾向があります。
周囲の人にジム初心者はどう見えている?
ジムに通い始めたばかりの方の中には、「周りの目が気になってトレーニングに集中できない」と感じている人も多いのではないでしょうか。しかし、実は、周囲のトレーニーは他の人のことよりも、自分のトレーニングに集中していることが多いため、心配は無用です。
以下では、周囲の人にジム初心者は一般的にどう見えているのかを解説します。
他人の体型を気にしない方が多い
筋肉をつけたい人、体重を減らしたい人、健康を維持したい人など、ジムに通っている人の目的はさまざまです。それぞれが異なる目標を持ってトレーニングをしているため、他人の体型を過度に気にする人は少数と言えます。
また、多くの人は、日々の努力によって体が変わっていくことを楽しんでいます。現在の自分の状態を過去の自分と比較したり、目標とする体型と比較したりすることが多く、周りの人と比べる人は多くありません。他人の体型と比較するよりも、自分の成長に目を向ける傾向があります。
そもそも人は遺伝や生活習慣など、さまざまな要因によって体型が異なります。そのため、全員が同じ体型である必要はなく、異なっていて当たり前です。
初心者に頑張ってほしいと思っている
ジムに通うベテランのトレーニーの中には、初心者のことを応援している方も多くいます。
多くのベテラントレーニーは、かつて同じように初心者だった経験があります。ジムという共通の場所でともに汗を流し、各自の目標に向かって努力する仲間として、一体感を抱いている人もいるでしょう。
もしベテランから見られていると感じた場合、応援の思いから視線を向けているケースが多いため、心配は無用です。
ほとんどの場合自分のトレーニングに集中している
そもそもジムは、基本的に自分が目標とする体を手に入れるために集まる場所です。多くの人は自分のトレーニングに集中し、他の人のことをそこまで気にかけない傾向にあります。
ジムには、ダイエット、筋力アップ、健康維持など、さまざまな目的で来ている人がいて、それぞれが自分の目標に向かって努力しています。そのため、他人のことまで構う余裕はありません。
また、ジムは、ある程度個人でトレーニングを行う空間です。周りの目を気にせずに、自分のペースでトレーニングに集中することが可能です。周りの人が激しいトレーニングをしているからといって、無理に真似をする必要はありません。自分のペースで、無理なく続けられるトレーニングを心がけましょう。
初心者がジム通いの恥ずかしさを解消するための対策方法
ジム初心者の方が抱く「恥ずかしい」という気持ちは、周りの目を気にしたり、自分が間違ったことをしたりしてしまうのではないかという不安からくるものです。
以下では、初心者がジム通いの恥ずかしさを解消するための方法を8つ紹介します。
体型が隠れやすいトレーニングウェアを選ぶ
「自分の体型が気になって、周りに見られるのが恥ずかしい」という方は、体型をカバーできるトレーニングウェアを選ぶことがおすすめです。体型が隠れることで、周りの目を気にせず、リラックスしてトレーニングに臨めます。
たとえば、体のラインが出にくいゆったりとしたシルエットのトップスや、オーバーサイズのトレーニングウェアであれば、体型が隠れやすくなります。腕のラインが気になる場合は、長袖のトップスを選ぶとよいでしょう。
太もものラインを隠したい場合は、ワイドパンツがおすすめです。レギンスの上からショートパンツを重ね着することで、気になる部分をカバーできます。
お気に入りのトレーニングウェアを着ることで、トレーニングもより楽しくなるでしょう。
初心者向けのメニューを選ぶ
フィットネスジムなどのトレーナーが周囲にいるジムの場合は、まずは声をかけて初心者向けのメニューを作ってもらうのがおすすめです。
初心者向けメニューは、簡単で無理のないレベルに合わせて設計されています。無理なく取り組めるため、失敗や不自然な動きが少なくなり、自信を持って取り組めるでしょう。初心者向けのメニューに取り組んでいることで、ジムに慣れている人からも「この人は初心者だろう」と思ってもらえるので、ハードルも自然と下がり、トレーニングがしやすくなる点もメリットです。
また、トレーニングの際に無理な負荷をかけると、筋肉痛がひどくなったり、けがをしてしまったりする恐れがあります。初心者向けメニューは、体力や筋力に合わせて負荷が設定されているため、けがのリスクが小さい状態で無理なくトレーニングを継続できます。
分からないことがあればスタッフに尋ねる
トレーニング中に疑問に思ったことがあっても、1人で悩まずに、勇気を出してスタッフに質問することをおすすめします。疑問を解消することで、不安が減り、安心してトレーニングに集中できます。正しいフォームやマシンの使い方を学ぶことで、けがをするリスクが減ることもメリットです。
スタッフから励ましの言葉やアドバイスをもらう機会があれば、モチベーションもアップするでしょう。スタッフとの関係が良好であれば、ジムに来るのが楽しくなり、居心地のよい場所になります。
音楽を聴きながらトレーニングをする
好きな音楽に集中することで、周りの人の視線や雑音をシャットアウトし、自分だけの世界に入ることが可能です。好きな音楽を聴くことで、気分が高揚し、トレーニングへのモチベーションもアップしやすいです。同じような動きを繰り返すトレーニングも、好きな音楽があれば楽しく行えます。
ランニングやエアロビクスなど、心拍数を上げたいトレーニングには、テンポの速い曲を選ぶとよいでしょう。ストレッチやヨガなど、リラックスしたいトレーニングには、ゆったりとした曲がおすすめです。
ただし、音量や音漏れに注意し、周囲に迷惑をかけないようにしましょう。
友達と一緒にジムに通う
1人でジムに行くのが恥ずかしい人・不安な人や、モチベーションを維持したい人、トレーニングの楽しさを共有したい人は、友達と一緒にジムに通うのがおすすめです。
辛いときやモチベーションが下がったときでも、友達がいれば励まし合え、目標に向かって一緒に取り組めます。また、友達と一緒なら、トレーニングが楽しく感じられ、飽きずに続けられるでしょう。
トレーニングマシンの使い方やメニューについても、友達に聞いたり、一緒にスタッフに質問したりできます。
空いている時間帯に利用する
周りの目が気になる人や、自分のペースでトレーニングしたい人、スタッフに気軽に質問したい人は、空いている時間帯に利用するのがおすすめです。
混雑していない時間帯であれば、周りの人の目を気にせず、自分のペースでトレーニングに集中できます。また、混雑時と比べて、スタッフに質問しやすい環境です。マシンの使い方やおすすめのメニューについて、丁寧に教えてもらえるでしょう。
他にも、混雑している時間帯は、人気のマシンが埋まってしまい、順番待ちをしなければならないことがあります。空いている時間帯であれば、スムーズにマシンを利用できます。
初心者向けのプログラムが豊富なジムに通う
総合フィットネスジムのような、初心者向けのプログラムが豊富なジムを選ぶことで、安心してトレーニングを始められます。
初心者向けのプログラムは、運動経験が少ない人でも安心して取り組めるように、段階的にレベルアップできるように設計されています。自分のレベルに合ったプログラムを選ぶことで、無理なくトレーニングを続けられるでしょう。
また、初心者向けのプログラムに参加することで、同じように運動が初めての人と出会う機会が増えます。お互いを励まし合いながら、トレーニングに取り組めます。
入会する前に見学や体験をして雰囲気をつかむ
入会前に実際にジムを訪れて、雰囲気や利用者の様子を自分の目で確かめられます。どのような人が利用しているのか、年齢層や体力レベルなど、事前に把握できるのがメリットです。
また、ホームページやパンフレットを見るだけでは解消されなかった不安な点や疑問点を、スタッフに直接質問できます。さまざまなジムを比較検討したい人にも、入会する前の見学・体験はおすすめです。
初心者が押さえておきたいジムのルールやマナー
ジムは、多くの人が利用する共有の空間です。マナーを守って利用することで、自分だけでなく、他のトレーニーも快適にトレーニングできる環境を作れます。また、マナーを守ることが、安全なトレーニングにもつながります。
以下では、ジム初心者の方が押さえておきたいマナーを5つ紹介します。なお、各ジムによって細かいルールが異なる場合があります。必ず利用するジムのルールを事前に確認しておきましょう。
マシンが壊れるような使い方を避ける
ジムのマシンは、多くのトレーニーが利用する共有のものです。長く安全に使うためにも、正しい使い方を心がけ、マシンを傷つけたり壊したりするような行為は避けましょう。
各マシンには、多くの場合使い方のガイドや説明書が付いています。初めて利用する場合は必ず目を通し、正しいフォームで利用しましょう。また、重量調整をする際は、ゆっくりと行いましょう。重りを雑に調整すると、マシンに負担をかけるので注意してください。
使用したダンベルやプレートなどは、元の場所にきちんと戻すこともマナーです。
トレーニングマシンを占拠しない
1人の人がマシンを長時間占有していると、他のトレーニーがそのマシンを使いたいのに使えないという状況が発生し、トレーニングの妨げになります。使っているマシンを待っている人がいないように見えても、セット数を終えたらすぐに空けるようにしてください。
また、セット間の休憩時間は短めにしましょう。マシン上での長すぎる休憩は、他のトレーニーの迷惑になります。
マシンを使った後には汗を拭く
汗には皮脂や雑菌が含まれており、そのままにしておくと、マシンが汚れて衛生的に悪くなります。次にそのマシンを使う人が気持ちよくトレーニングできるように、清潔な状態にしておくことがマナーです。
大抵の場合は、マシンに汗拭き用のタオルが付帯しているので、そのタオルでしっかりと拭きましょう。マシンに触れた部分だけでなく、汗が付着している可能性のある部分も丁寧に拭くことが大切です。
また、マシンの近くに消毒液が設置されている場合は、ジムのルールに従って、使用後に消毒液で拭くようにしてください。
大声を出さない
大きな声を出してしまうと、他の人の集中を妨げ、トレーニングの邪魔になります。また、大声で騒ぐことは、周囲に不快感を与え、ジム全体の雰囲気が悪くなる原因です。音楽やラジオを聴きながらトレーニングをする場合は、イヤホンなどを使って周囲に音が漏れないようにしてください。
トレーニング中の会話は控えめにするか、必要最低限にしましょう。他にも、携帯電話の着信音は周囲に迷惑になるので、必ずオフにしておきましょう。
勝手にほかの人を撮影しない
ジムに限らず、無断で人を撮影することは、その人のプライバシーを侵害する行為です。また、撮影した写真をSNSなどに無断でアップロードすることは、肖像権の侵害にあたる恐れがあります。
もし撮影OKのジムで、ジムの中で撮影したい場合でも、必ず周りの人に許可を取りましょう。撮影する際は、他の人の映り込みを避けたり、顔の部分を隠したりするなど、プライバシーに配慮しましょう。
まとめ
ジムを初めて利用する場合、最初は緊張するかもしれませんが、多くの人は自分のトレーニングに集中しており、他のトレーニーのことはそこまで見ていません。自信を持って、自分のペースでトレーニングに取り組んでみましょう。
周りの目が気になる場合は、たとえば音楽を聴くことで、周囲の音を遮断し、集中できます。また、多くのジムではスタッフが質問に答えてくれたり、ガイダンスをしたりしてくれるので、分からないことがあればスタッフに気軽に尋ねましょう。
スポーツクラブNAS見学や体験が可能なフィットネスジムです。また、はじめてご利用される方でも効果的なトレーニングができるように、ジムの使い方やトレーニングの進め方を総合的にガイドするエントリープログラムを提供しています。初心者の方でも恥ずかしがることなく、雰囲気をつかんだ上でトレーニングができるため、ぜひ お近くの店舗にご相談ください。
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